シャンプーは育毛の基本。あなたもやってる？ＮＧ事例＜洗髪のワナ＞

シャンプーは育毛の基本。あなたもやってる？ＮＧ事例

＜洗髪のワナ＞

2011年更新

髪は清潔に保ちたい、誰でも思うことだと思います。女性の場合ですと特に悩みがなくても「髪」のケアに気を使うことと思いますが、「頭皮」に目が向いていない人も多いかと思います。サッパリしたい・清潔にしたいという気持ちは男性もかなり強いと思いますが、今度はそれが過剰になってしまう傾向があります。

この「洗髪」に間違いがあると、抜け毛に繋がるケースが多いのです。以下では育毛の視点から見て間違った洗髪の例を示していきます。

１）シャンプーをしすぎる

一日に何度もシャンプーをするのは考え物です。異物の付着など明確に汚れてしまった場合は別としまして、洗髪は一日に一回としましょう。シャンプーのしすぎは頭皮の脂をとりすぎる結果になり、身体はこれに反応して脂質の分泌を増します。ひいては脂分の多い頭皮になり、抜け毛体質を招いてしまうのです。（育毛シャンプーの説明書などで2度洗いが指定の場合はそうします）

２）シャンプーの回数が少なすぎる

これもまた問題です。シャンプーのしすぎが良くないと聞いたばかりに、シャンプーを控えすぎてしまう方がいらっしゃるようです。原則として毎日髪を洗いましょう。雑菌の繁殖など不衛生な状態はもとより、頭皮の脂が多くなったりフケが多くなったりしても頭皮が炎症を起こし、抜け毛の原因となります。

３）アルコール系シャンプーを使用している

育毛に良いシャンプーは「アミノ酸系シャンプー」です。また「石鹸シャンプー」も育毛に良いシャンプーとして一部売られています。スーパーマーケットやドラッグストアに良くある高級アルコール系シャンプー（高級と有りますが、質が高いという意味ではなく炭素数が多いという意味です）では過剰に皮脂をとる傾向があり、肌への刺激も非常に強くなります。一時的な髪の仕上がりは良くても、頭皮にはとても悪いのです。

石鹸シャンプーは頭皮への刺激は少ないものの、育毛を意識していない製品ではやはり皮脂の取り過ぎが問題となります。基本的には「アミノ酸系シャンプー」を利用しましょう。※育毛シャンプーでも、分類上アルコール系や石鹸シャンプーに含まれるものがありますが、それらはOKです。

４）シャンプー原液を頭につけてしまう

やはり男性にありがちなんでしょうか、シャンプーをボトルから出し手に取るや否や、シャンプー原液のまま頭皮に塗りたくるようにしてしまっている人がいるようです。シャンプーは適量（種類にもよりますが500円玉程度）手に取り、手のひらで泡立ててから髪にからませていきましょう。

５）1度のシャンプーで洗い落とそうとしすぎる

髪が汗っぽかったり汚れっぽい場合、なかなかサッパリしないことがあります。どんなときでも、髪はシャンプー前にまずお湯で軽く洗います。ほんの軽くで良いのですが、これでかなりの汚れが落ちるのです。その次にシャンプーを行いますと、無理なくスッキリします。どうしても汚れがひどい場合は、二度に分けてシャンプーを行います。一気に強くこすって落とす、などと考えないように。

６）シャンプー時に爪を立ててしまう

男性にありがちなクセです。痒いところがあるとついかきたくなる気持ちは分かりますが、これを続けていると、直接頭皮を傷めてしまい、炎症の原因となり毛根にも直接ダメージを与えてしまいます。指の腹を用いてシャンプーを行いましょう。

７）お湯の温度が熱すぎる

言うまでもないことですが、頭皮をいためてしまいます。いささかヌルくて物足りないかな、という程度が頭皮には良いのです。

８）すすぎが不十分である

シャンプー分は、すすぎが十分でないと当然頭皮に残ります。十分にすすぎに時間をかけ、髪と頭皮からシャンプー分を取り除きます。

良い育毛シャンプーなどを入手しても「余りすすがず、有効な成分を髪や頭皮に残した方が良い」と考える方が稀にいらっしゃるようですが、これは完全に間違っています。洗髪中に成分は十分浸透していますので、心配なく。

９）乾燥に時間をかけすぎている

基本的にはタオル乾燥後に「ドライヤー」を用いて乾燥しましょう。髪に水分が残ったまま放置しますと、キューティクルを傷める結果ともなりますし、頭皮の温度が低い状態が続くこととなり、血行が悪くなるのです。

ただ、ドライヤー頼りで無理に乾かすのもこれまた良くない。タオルでしっかりと水分を吸い取ることをメインとして、無理のない軽めのドライヤーがけで仕上げ乾燥を行うイメージにしましょう。短髪の方であれば、タオルのみでもOKです。

１０）ドライヤーの当てすぎ

乾燥時に限りませんが、あまりに長く、具体的には2秒以上頭皮の同じ箇所にドライヤーを当てることはなるべく避けましょう。単純に言って頭皮を傷めることになります。ドライヤーを多く使わないとセットに時間がかかる方は、差支えがないならセット法を変えることも検討しましょう。

こうした点をチェックしてみましょう。洗髪は毎日のように行うものだけに、その仕方に欠点があると、頭皮・毛髪に与える影響はかなり大きなものとなります。育毛を考えるとき、目先の爽快感や一時的な髪のつやなどは重要視すべき問題ではないのです。特に、「何度も洗ったり、皮脂を徹底的にとった方が髪に良いはずだ」と考えていた人は見直す余地が大きいです。これらを改善するだけでも頭皮の状態は良くなりますよ！

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