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育毛剤の種類を知ろう!
塗る・かける・内服の3タイプ
- 2011年 更新
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育毛剤には、いくつかの種類があります。ここでは、併用の可能性も含めて、紹介してみます。
- 塗る・ふきかけるタイプ(医薬部外品・化粧品)
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伝統的なものから最新作まで、最も多く見られる育毛剤です。液体です。一日1〜2回など、髪の毛の根元、頭皮に塗り込んだり軽く吹き付けたりします。おおよそ1〜2ヶ月使える分量が入っており、2000〜10000円程度となります。
最近では工夫が凝らされ、「育毛」をイメージさせないタイプの商品も多くなっています。逆に、「育毛」そのものにオシャレ感を持たせた展開の商品も見られます。薄毛の悩みなんてのは良く有ることなんで、だったらオシャレにしてしまおう、ってわけです。〜90年代ころまで見られた育毛剤=野暮ったい、オジサンくさい、といったイメージは無いですよ。(あえて伝統的なイメージを踏襲しているシリーズもありますが)
このタイプの中にもかなり細かな違いはありますが、おおむね、「フケ・カユミ予防、保湿、頭皮の血行促進、毛母細胞・毛乳頭への刺激」などがマイルドめの効果として考えられます。
そこに、「プラスアルファ」(もしくはそれ以上)の効果が盛り込まれているのは、各社製品を見れば一目瞭然。さらに、天然植物エキスが配合されるタイプでは、「5αリダクターゼ」の阻害が見込めるケースがあり、人によっては医薬品をしのぐ効果が考えられると思います。イメージから思う以上の効果が出る場合も。
また、女性の脱毛にはこうした国産の「かける、ふきつける」育毛剤がなかなか効果的です。
塗る・ふきかける育毛剤で注意する点
育毛剤は髪ではなく「頭皮に塗ります」。間違いの無いように。
皮膚に直接塗ったり吹きかけたりするため、どうしても(良くない意味での)刺激も多少あります。また、べたつき、匂いなども完全にナシのものは少ないです。
こういったあたり、気にならないとなれば全く気になりませんし、最近の育毛剤では、非常に低レベルに抑えられています。十数年前と比較したら考えられないほど。香りを含めて真の意味で「男女兼用」のものも多くなっています。
しかし、肌荒れや、好みとのアンマッチを起こす可能性がゼロではないため、可能ならサンプルを試すとか、最初は規定より少量をトライするとかしていきます。(どうしても心配な方は、ヒジの内側に少量塗って半日〜1日置くなどのセルフ・パッチテストを行うと良いでしょう)
肌に合い、続けやすそうな気配ならば、最低一ヶ月は様子を見て、半年間試す心構えで。それが出来る価格帯のものを選んでください。
医薬部外品と化粧品の違いは?
医薬部外品と化粧品がありますが、この違いは育毛剤としての効きの違いではありません。何らかの「有効と認められた成分」を一つでも入れてあれば、それで医薬部外品の認可を取ることが出来るのです。例としてはフケ・カユミの予防に有効となる成分を一つ配合するとかですね。
ほとんどの医薬部外品タイプ育毛剤においても、「売り」「ポイント」にされている成分は「医薬部外品としての有効成分」とは異なる部分にあります。
このあたりは、他の章でややっこしく解説していますが、「育毛」を考えるとき、両者にさして違いはないと見て差し支えないです。
系統・特徴は?
ある一つの成分を押して勝負をかけているタイプ、ハーブや生薬のミックス効果で効果を現すとされるタイプ、穏やかながら頭皮を整えて長期戦勝利に持ち込むタイプ、など色々とあります。
西洋系ハーブ、アジア系の生薬、最新のテクノロジーをメインとしたものなどがあり、そのどれに魅力を感じるかは、その人しだいです。
シャンプーやサプリとのシリーズになっている商品もあり、上手く組み合わせることで一つの「頭皮ケアシステム」を作ることも出来ます。柔軟に考えて、各商品ごとを吟味してイイものだけを単品で選んでもいいし、惚れ込んだメーカーに一旦は委ねてみるのもまたよしでしょう。
「続けやすいのだが、ここを改善してほしい」とかいった希望なども生じてきます。試して「良い」と思ったメーカーには、場合によっては香りの違うものや使用感の改善などを求めてみてもいいと思いますよ。時折新しい製品が出て、気楽に試したりするのもこのタイプの育毛剤の面白みですね。
↑ここまでが、いわゆる「フツーの育毛剤」と考えても良いかと思います。
↓下は、医薬品など、少し異なった毛色のものですね。
- 塗るタイプ(国産、薬局等で買える医薬品)
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これは非常に限定されますので、個別のページを見ていただいたほうが良いかと思われます。対象となる薄毛のタイプが限定され、何に対して効果が有るか無いかもハッキリ記されています。
医薬品である関係上、副作用の心配があります。また、性別や年齢にも注意して使用することが求められます。
具体的にはリアップシリーズ、カロヤンガッシュ、カロヤンアポジカがこれに該当します。効果が有る場合にはありますが、出ないときは出ません。また、良い意味での「思わぬ効果」のようなものは期待できませんし、新製品などもそうそう出ません。
- 医療用医薬品(国内のもの)
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医師で処方してもらう医薬品です。もちろん、医師の診察を受けたからといって処方してもらえるとは限りません。基本的に男性用で、ミノキシジル、フィナステリドが使用されることが一般的です(女性に使われる場合もあります)。一応は記しましたが、育毛剤とは呼ばれず、内服薬などと言われるケースも多いですね。使用上の注意などは当然ありますが、それはあなたのかかった医師が言うことであり、ここには書けません。
- 海外の育毛剤(医薬品。内服/外用)
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国内では承認されていないものの、海外で有効とされている育毛剤を個人輸入代行などの形で入手するタイプです。主にミノキシジル、フィナステリド、デュタステリドなどがあります。内服薬がメインなので、「育毛剤」というイメージとは合わない?ものもあります。(私としては育毛剤とは「塗るもの」)とのイメージが強いです。
医薬品ゆえに当然副作用があり、また使用については全て自己責任となります。非常に効くかのように思われがちですが、作用は限定的です。また主な薬剤には、個人が輸入できる量に制限がかけられています。年齢・性別を良く確認して、繰り返しですが自己責任で使用します。
- 海外の育毛剤(医薬品で無いもの)
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あまりメジャーではありませんが、海外製で医薬品に当たらない育毛剤もあります。薬事法などの問題で自由に手に出来ないのではなく、単にそこまで需要が無いので個人輸入などの形になるものが多いです。これらについては、成分に目を通した上で、比較的気軽に試すことが出来るかもしれません。
育毛剤といいましても、様々なタイプが有るのがお分かりいただけたかと思います。育毛シャンプー、育毛サプリメントと合わせ、自分に合うものを見つけてください。

- 育毛剤の購入先一覧をまとめました
- 育毛剤の購入先を「男性用育毛剤・女性用育毛剤・育毛シャンプー・育毛サプリメント」のジャンルに分け、一般ユーザーの人気度順に一覧にまとめました。
使用方法、性別、育毛剤に期待する効果などから、自分にあった育毛剤を探してみてください。定期的にリサーチを続け、購入先一覧はの並び順は追加・変更していきます。