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アミノ酸系「U-MAシャンプー」詳細<解説&試用レビュー>

馬油(マーユ)を使用した画期的なシャンプー

2011年 更新

馬油(マーユ)を使用した画期的なシャンプーとして大人気なのがU-MAシャンプーです。ここでは、その仕組みや人気の秘密に迫りたいと思います。

皮脂を取り過ぎない。頭皮環境の正常化

U-MAでは、皮脂を取りすぎないことに着目しています。脂質の多い頭皮は抜け毛の原因となることは良く知られていますが、自分の頭皮が油っぽいからと、強烈に洗浄するようなシャンプーを使ってしまう人がいます。そうすれば確かに一旦は皮脂がスッキリと取られますが、体はこれに反応してより一層多くの皮脂を分泌してしまいます。U-MAでは、適度に皮脂を取ることをコンセプトにしています。もちろん、カサツキ型の頭皮の人にも向いているわけです。

植物由来のアミノ酸系洗浄成分

で、どのように「適度に皮脂を取る」を実現するか。洗浄成分はアミノ酸系。植物由来で大変やさしいものとなっています。馬油が注目されがちですが、洗浄成分も独特のノウハウに基づいているわけなんですね。また、アミノ酸系シャンプーでは髪に栄養分を与えやすい、とも謳っています。

不飽和脂肪酸に着目

不飽和脂肪酸とは体になくてはならない物質で、必須脂肪酸でもあります。これが不足しますと皮膚に障害を起こしたり、ひいては抜け毛の原因となることもあるわけです。しかし、体内で合成することは出来ないため、どのように摂取するかが問題となります。サプリや食事による方法もありますが、頭皮に作用するようにまで適切に摂取するのは、なかなか難しいという話も聞きます。

そこで馬油を使用

それで、不飽和脂肪酸をどうやって頭皮に取り入れたらよいか?ここで出てくるのが「馬油」なわけですね。馬油はそもそも不飽和脂肪酸が多く、しかもそれが人のものに近い、従って浸透しやすい、とのこと。油というとギトっとしているとか、文字通り「油っぽい」とかいうイメージがあるわけですが、サラっとしている(ヒトにちかい組成であるためそう感じるのでしょうか)のが馬油の特徴です。私なりに調べてみても、植物性油脂と動物性油脂との中間的組成を持つようです。
不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸のバランスが人間と馬はほぼ同じく6:4。ところが一般に植物油では8:2、牛の油では3:7となっているわけなんですね。

馬油はスキンケア用としても人気が高く一定の評価があり、肌にいいのは納得のいくところかもしれません。抗炎症、抗菌、抗酸化作用も見込めます。

また、自身が薄毛に悩んだというメーカー代表が、頭皮環境を正常化する製品の開発に当たって「先人の知恵を活かしたい」というところに行き着き、伝統的な各種植物エキスから始まり色々と試した結果、馬油に着目、さらにそれをどう良いシャンプーにするか研究・モニターテストなどとにかく重ねた、とのこと。「何となく馬油が流行っているから適当に入れてみよう」みたいなことじゃ困るわけでして、その辺は安心できそうです。

こうね馬油

馬油がイイといっても、やはり質の差はあるんじゃないか?とは気になるところ。U-MAでは、一頭からごく僅かしか取れないという「こうね馬油」を使用。これ、通常の馬油の1/20程度しか取れないみたいですね。α-リノレン酸が通常の5倍ということで、馬油としての質は高そうです。

その他にも25種類の生薬が

名前からすると馬油をメインとしたシンプルな構成?とか思いましたが、25種類の植物エキスも配合されています。
・ニンニクエキス:殺菌、抗菌 ・グリチルリチン酸:抗アレルギー、抗炎症 ・オタネニンジンエキス:免疫力UP、抗酸化作用 ・ヒノキチオール:抗菌(耐性菌の出現も抑制) ・センブリエキス:育毛作用
これらをはじめとして、「25種類」のエキスが配合されています。こうしたあたりも地味に良いかなって思いますね。

男女兼用。ハリ、コシも

当サイトでは薄毛解消の側面からシャンプーを紹介していますが、髪にツヤを持たせたい、ハリ・コシなどを持たせボリュームアップしたい、などのニーズも当然あります。U-MAはそういった各方面から受けているようで、女性からも人気を集め、メーカー調べでの満足度も男性とかわらない様子。

匂いやべたつきは…

馬油と聞けば、やはりどうしても気になってしまうのが匂い。ところが、勿論メーカーでもそのあたりは最大限配慮しており、全く問題のないレベルに収まっているようです。ただ、徹底した植物系ケアにこだわる人からは、どれほど微かでも動物系の油脂の匂いを感じるとダメ、という人もいます。このあたりはやむを得ないかと思います。一方、そこまでこだわらない人にとっては、むしろ余計な香りの少ないシャンプーとして人気なようです。

またU-MAは「頭皮の臭い」で悩む人のためのシャンプーとしてもウケているとかで、香りは控えめなのです。派手でかぐわしい芳香を持つシャンプーでも、実際毎日使うと香りがキツすぎて使いにくい、という声もありますからね。
べたつきについては、無い・全く気にならないとする声がほとんどです。

価格は…

U-MAシャンプー 300ml 4200円(税込) <男女兼用>

【成分】

水,オレフィン(C14-16)スルホン酸Na,コカミドプロピルベタイン,ラウラミドDEA,コカミドDEA,イソペンチルジオール,フェノキシエタ ノール,ポリクオタニウム-10,クエン酸,メントール,ココイルアラニンNa,ココイルグルタミン酸TEA,ココイルメチルタウリンNa,ラウロイルメ チルアラニンNa,馬油,クララエキス,センキュウエキス,トウキエキス,センブリエキス,アロエベラエキス-1,BG,アルニカ花エキス,オドリコソウ 花エキス,オランダカラシエキス,ゴボウ根エキス,セイヨウキズタエキス,ニンニクエキス,セイヨウアカマツ球果エキス,ローズマリーエキス,ローマカミ ツレ花エキス,セイヨウオトギリソウエキス,サボンソウエキス,セージ葉エキス,トウキンセンカ花エキス,ホップエキス,レモン果実エキス,黒砂糖,エタ ノール,オタネニンジンエキス,大豆エキス,グリチルリチン酸2K,ヒノキチオール

U-MAシャンプーのクチコミ

・抜け毛が減ったと思う
・使用感が良い
・さっぱり感が気に入っている
・つやが出てきたと思う
・泡立ちがきめ細かいと思う
・刺激が少なめ
・いい意味で想像と違っていた
・香りはむしろ爽やか

シャンプー レビュー

U-MAシャンプーを使ってみました!

最近とかく話題のU-MAシャンプー。馬油が効くらしいとウワサですが、実際どんなものか興味のある人も多いと思います。私ももちろん使用してみました。

荷姿からは、何の商品であるか全く分からない状態です。 おまけとして、同社スキャルプケアオイル(馬油を使用)が付属。10mlですが、週一度の使用で2回分相当ということで、サンプルとしては十分です。

さてU-MAシャンプー、品質の高い「馬油」配合がいちばんの特徴とはいっても、容器の表示を見ると、他にもオタネニンジンエキス、センブリエキス、ヒノキチオールなど、25種類の生薬が配合されています。センブリエキスなんかは、育毛のために単体で使用している人もいるくらいです。残量が見やすいボトルもイイですね。

馬油の香りがどんなものか気になったので、シャンプーを少量手にとってみましたが、昔ながらの天然石鹸のような香りがややあるかなという印象。徹底して植物系ヘアケアにこだわる人の場合はこのあたりに敏感だと思いますが、そうした方はこれは選ばないと思いますし、個人的には気にならないレベルです。メントールも配合されていますが、こちらは極めて僅かなようです。

お湯を用い、1分以上は髪を湿らせます。手で泡立ててみると、アミノ酸系シャンプーならではで、アルコール系シャンプーの様に直ぐに強烈な泡などは立ちません。しかし、数秒も待てば滑らかでボリュームある泡が立ってきました。アミノ酸系シャンプーとしては泡立ちの良いほうです。

頭皮に対しても全く刺激が無く、自然に「潤う」印象で、指どおりも大変スムーズに洗髪を楽しんでいけます。湯によって香りが立っても特に気になるような匂いはなし。強い洗浄力は感じませんが、刺激が無く自然で、ゆっくりていねいに頭皮を洗うことができます。シャンプーにより、良くも悪くも「自分の体とは異質のもので洗う」感覚がありますが、U-MAシャンプーの場合、「何」で洗っているのか余り意識しない、と言えば伝わるでしょうか…。

すすぎでも大変ソフト、シャンプーをていねいに流し落とすにつれ、潤いを持った髪が現れるのが分かります。不自然なまでの滑らかさではなく、程よい潤いが残り、ところどころに弱いキシミ感もあります。この時点で髪が「滑らか」に仕上がることは実感できます。アミノ酸系シャンプーの中では、すすいでもヌルっとした感触がなかなか取れないものもあるらしく、馬油となるとさらにヌルヌルするのでは?と思っていたんですが、それは「全くありません」。仕上がりはサッパリですね。

一般にも言えることですが、U-MAの考え方としても「洗髪後の乾燥は比較的早めに」とのアドバイスが説明書きに有るので、適宜ドライヤーを用いると良さそう。私の場合は吸水性の良いタオルを用い、軽くドライヤーを当てました。

仕上がりは予想通り滑らかで自然。男女兼用ですが、この滑らかさなら女性にも向くなと思います。このとき私にはところどころ髪が傷んでいる部分があったのですが、そういったところが無理にハリを持つような感じはなく、髪のシルエット全体に滑らかでふんわりと仕上がり、傷んでいる毛先などは、そのままややハネたりしています。このあたりが自然派シャンプーらしい。私の経験からも、継続的に使うことで効果がありそう、と実感するんですよね。

また、個人的に、育毛系シャンプーを使うと寝癖がつきづらいのですが、U-MAもそうでした。

気がかりがあるとすれば、やはりユーザーの意識として、購入前にどうしても「匂いやべたつきが強いのでは」「香りが自分に合わないのでは?」「肌にマッチするか心配だ」と誤解しやすいという点。確かに返金制度や公式サイトでのユーザーの声も手助けになるものの、友人からは「そう言ったって、やっぱサンプルかなんかで試してみないと…」との声があったのも事実。育毛効果・抜け毛予防などについてはある程度期間を試すことが必要ですが、使用感の合う合わないってやつはサンプルでも直ぐ判ります。1000円以下など安価に試せるサンプルがあれば、もっと愛用者が増えるのでは?とも思いました。 香りや相性について私なりの感触では、ボディケア等で動物性油脂を用いた石鹸(無添加など自然派のもの)の使用で問題がなかった人・特に植物性へのこだわりがない人であれば、全く心配ないと思います。

価格についてですが、300mlとたっぷり入っており、今回の購入時、公式サイトでの特別価格3800円。通常価格でも4200円。まとめ購入ではさらに得になります。育毛シャンプーやアミノ酸系シャンプーは総じて安いとはいえませんが、このシャンプーはこれだけ評判でありながら比較的手ごろで、十分続けていけると感じます。

潤いがしっかり得られるのがこのシャンプーですね。余計な脂質は洗い流し、自然な潤いだけが残ります。クセのあるものではなく、一般的なシャンプーの潤いをより自然・上質にしたようなものです。オイリー肌、乾燥肌の方、もちろんどちらにも向くと思いますが、頭皮のかさつきで悩む方には直ぐ潤いが得られるように思います。

<一週間後>

U-MAを使用しだして一週間が経ちました。馬油を頭皮や髪に使ったことはなかったので、2,3日は、何か肌にアレルギーが出るんではないかとか、日中に何か匂いが出たりするのでは?だとか、多少の不安もありましたが、…全くありません。なんでも、育毛でなく「頭皮・髪の臭い解消」を目的に購入する方も多いシャンプーみたいなんで、当然ですね。

買い物帰り、一度突然の強い風雨に見舞われてしまい、かなり髪が不快になったときも、洗浄力の高めなシャンプーではなくU-MAにこだわって洗いましたが、十二分にすっきりします。価格面も含め、とても続けやすいシャンプーだなと感じています。

また、育毛系シャンプーでは、いろいろと解説書やパンフが同梱されてくるケースが多いんですが、このU-MAのものは、とても素朴なんですよね。気取りがなくて読んでいて楽しい。U-MAさんに直接メリットがないような育毛法や健康法も沢山のっていて、何か別の商品をプッシュするような記事も全然ないんです。迷惑と感じない程度で「もし何かございましたらお知らせください」といったメールも来て、好感度が高いです。

<一ヵ月後>

全く順調です。発毛自体は、他のものの効果もありますし、従来使っていたシャンプーもそれなりに育毛系のものなのでハッキリとは申せませんが、髪にハリ・コシ・ツヤが出てきて、抜け毛は少ない状態を保っています。乾きがやや遅めに感じるので、ていねいなタオルドライと、軽めのドライヤーがけを心がけるようにしています。

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