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育毛に適したシャンプーの選び方とその種類・コスト
毎日行う洗髪。それが育毛には大きなファクターです
- 2011年 更新
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間違ったシャンプー選びは薄毛などを引き起こし、適切に選んだシャンプーは頭皮を整えて薄毛解消の一歩となります。
シャンプーには、大きく分けて三つの種類があります。育毛に良いシャンプーとは何か?簡単に説明します。
結論から言うとアミノ酸系が第一のオススメ、次が石鹸シャンプーなのですが、まずは違いを知ってください。これを知るだけでも全然違ってきます!
- (1)高級アルコール系シャンプー
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良い点:安い、洗浄力が強く一時的にさっぱりする
悪い点:皮脂を取りすぎる、人工的な物質が多いため頭皮への刺激が強い 環境に悪いいわゆる普通のシャンプーです。「高級アルコール系シャンプー」と記しましたが、これ(高級)は形式的・慣例的な表現であり、炭素数が多いという意味です。上質だとか貴重な成分が含まれているという意味ではありません。アルコール系、石油系などと表現されることもあります。洗浄力は非常に強く、洗い上がりの感触も良好です。しかし、その強力な洗浄力により、皮脂を必要以上に洗い落としてしまいます。
いったんはサッパリとしても、皮脂を取り去られてしまった肌は、その分を補おうとして過剰に皮脂を分泌するため、さらにオイリーになってしまうのです。
これらとセットでリンスやトリートメントが提供されることがほとんどですが、これらリンスやトリートメントは、髪の表面をコーティングして一時的に整える役割を持つだけで、育毛には全く貢献しません。
育毛を考える上では頭皮ケアが大事、既に生えている髪のツヤなどはその次に来る問題です。アルコール系シャンプーではまったく別の考えで、既に生えている髪を美しく見せることが目的であり、いわば整髪料に近い性質の商品といえます。
長期的に見て、髪の土台、すなわち頭皮環境を保つことは考慮されていないのです。香料や着色料にも人工的な物質がかなり含まれるため、育毛には適さないといえるでしょう。また、洗った水も環境に悪くなってしまいます。※なお、育毛シャンプーとして紹介している中でも、洗浄成分からの分類としては高級アルコール系シャンプーになるものがありますが、これらについては成分を極めて慎重に配合してあるため、特に心配がないといえます。
- 石鹸シャンプー
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良い点:体に悪い成分がない、環境に良い、比較的安い
悪い点:皮脂を取りすぎる文字通り、石鹸をベースとしたシャンプーです。高級アルコール系シャンプーよりはやや高価ですが、300mlなど一般的なサイズでも1000〜2000円台程度と比較的安い価格帯で購入できます。
アルコール系シャンプーと異なり、頭皮を刺激する物質は含まれません。体自体への悪影響もないです。環境にも大変良いシャンプーです。髪を美しく見せるというよりも、自然な素材・低刺激で洗髪することが石鹸シャンプーのコンセプトですね。ナチュラルなもの・シンプルライフを好む人に人気があります。私もコンセプトとしては好きなシャンプーで、薄毛の問題がなければ一番に使用したいタイプですね。
モノによりますが洗浄力は強く、アルコール系シャンプーよりも強力な脱脂作用がある場合もあります。これが頭皮にとってはやや問題になってきます。頭皮はややアルカリに傾くため、専用のリンス(クエン酸リンス、市販orレモンや酢で作るなど)を用いることがおすすめです。石鹸シャンプーにおけるリンスは、アルカリ性に傾いた髪と頭皮を中性〜弱酸性に戻す意味合いのもので、大変地味なものです。石鹸シャンプーは使用初期にはかなりごわついたりと癖がありますが、慣れてくるとさしたる問題ではなくなります。
※育毛シャンプーとして紹介している中でも、石鹸系のシャンプーが有ります。これらの場合では皮脂を取り過ぎない工夫が施されていたり、専用のケア法があったりしますので、育毛に良いシャンプーとして考えてください。
- (3)アミノ酸系シャンプー
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良い点:体に悪い成分がない、環境に良い、皮脂を取り過ぎない、ていねいに洗うくせがつく
悪い点:洗浄力が弱い、高価である主に植物系、天然のアミノ酸から洗浄成分を構成するタイプのシャンプーです。このタイプのシャンプーは洗浄力が強くありませんが、適度で「皮脂を落としすぎない」という特徴があります。頭皮の脂質分泌が抑えられ、脂分の多い頭皮状態に悩む人にとても効果的です。刺激ある成分も含まないので、体に安心、環境にも良くなります。
洗浄力が弱いとはいえ少しだけていねいに洗えば、十分な爽快感が得られ、泡のきめ細かさなどはアルコール系や石鹸系をしのぐこともあります。
比較的高価なことから、敷居を高くしていますが、費用に見合うだけの効果があり、育毛にはもっともオススメできるシャンプーといえます。
また、洗浄力が控えめで泡立ちもアルコール系に比べると良くないことは、「頭皮をやさしく洗うくせ付け」に役立ちます。私の個人的なオススメポイントでもあります。 - 3種類を比較して
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これまでアルコール系シャンプーを使用していた方は、アミノ酸系に変えるだけで、頭皮の状態が必ず良くなると思います。毎日毎日強い刺激を受けていた頭皮が健康的になり、程度の差はあっても、確実に良い効果をもたらします。
当サイトではさらに研究をしていますが、大雑把に言えば「アミノ酸系シャンプー、ないし育毛を謳った石鹸系・アルコール系」であればどれでも、人工的な成分たっぷりのシャンプー使用と比べればほぼ確実に頭皮環境は良くなる、私の経験からいえます。
シャンプー=即・発毛に繋がるわけではないにしても、頭皮環境を整えることは育毛の基本なのです。 - さらに
- いくつかを検討してみると候補が絞られてくると思います。サンプルか、1ヶ月程度試用してみてのフィーリングで決めると良いでしょう。
●コスト
コスト面も無視は出来ないので、継続できるものを選びます。「高いもの→続かない→通常のシャンプー(高級アルコール系)→余裕ができたので高いもの→続かない」と繰り返すよりは、中程度の価格帯でも、低刺激で続けられるシャンプーを選びます。300ml程度で1ヶ月、短髪なら2ヶ月程度は持ちますが、無理のない範囲で。
●香り
選択に迷った場合は、香りも決め手となります。また、一般には良いと思われる香りでも、同居の方などにとっては、香りが強すぎるなどということもありますので、その辺も含めて。
●指どおり
各シャンプーの項で説明していますが、一般にアミノ酸系は洗髪中の指どおりが今ひとつとなっています。ロングヘアの方、女性の場合は、指どおりの良いものを選んだほうが続けやすいかもしれません。
●シリーズ商品
気に入っている育毛剤やサプリが既にある場合は、そのシリーズのシャンプーを検討するのも良いと思います。ですが、それがベストとも言い切れないので、単品で売れているシャンプーもチェックしてみましょう。
●男女兼用/各性別専用
これは一概にどちらが良いとも言えませんが、男女兼用、かつお子様にも使えるようなシャンプーも有ります。ご家庭の状況により、まとめ買いで低コストに抑えることも可能となります。以上のような点を踏まえて、シャンプー選びをしていただければ、きっと良い結果が出ることと思います。

- 育毛剤の購入先一覧をまとめました
- 育毛剤の購入先を「男性用育毛剤・女性用育毛剤・育毛シャンプー・育毛サプリメント」のジャンルに分け、一般ユーザーの人気度順に一覧にまとめました。
使用方法、性別、育毛剤に期待する効果などから、自分にあった育毛剤を探してみてください。定期的にリサーチを続け、購入先一覧はの並び順は追加・変更していきます。