育毛の基本

髪の毛って何だろう?髪の太さや量の平均値とその構造

髪の毛について詳しく知ろう!

2011年 更新
髪は何のためにあるのか?

頭部の保護、感覚器としての役割(風を感じるなど)、毒素の排出などが髪の役目としてあげられます。

しかし、人間の場合「髪の毛」はそれほど大切な器官ではない、言い換えれば生命維持に絶対必要な部分ではないと思われるわけです。眉毛やまつげ、鼻毛、体毛の方がはるかに大切だといえるでしょう。

実際のところは、髪がどうであれ、生きていく機能面で不都合は無いと思います。(もし、問題があれば薄毛は保険適用治療にならなければおかしいです)

髪の毛の構造

さて。髪は主に三層になっており、髄質(メデュラ)、皮質(コルテックス)、表皮(キューティクル)からなります。髄質、いわば芯の部分は無い状態の髪もあります(乳児の髪など)。

また、髪は主にケラチンという硬質タンパク質でできておりまして、これは肌の角質部と同じです。

表現は余り良くないですが、「死んだ角質」こそが毛髪なのです。

カットはもとより、パーマをかけたり、セットしたりできるのも、表面に出ている髪が、既に生きていない角質だからこそできることなのです。

このように外に出ている部分、俗に髪といわれるところを「毛幹」「毛幹部」といいます。

髪の太さ

0.03〜0.1mm程度となっています。20〜30代をピークとして、後は年齢に伴い、細くなっていきます。

皮膚

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織と三層に分かれています。以下に関係するので書きました。

毛根部分

「毛包」・・髪を取り巻く表皮は、髪と共に落ち込むように皮下組織にまでもぐりこんでいます。この、毛を包んでいる部分の「サヤ」のようなものを「毛包」といいます。

「毛球」・・毛の最深部とも言える部分で、球状に膨らんでいます。ここを毛球と呼びます。毛包も、この毛球部まで包み込んでいます。

「毛乳頭」・・毛球部の先端、つまり最も深い部分には凹みがあります。ここに毛乳頭があります。毛乳頭は皮下組織の毛細血管と繋がっており、毛に栄養を運ぶ役割を担っています。

「毛母細胞」・・毛乳頭の周囲に存在、絶え間ない細胞分裂を繰り返し、毛髪の成長を促しています。

その他、毛穴部分には皮脂腺や立毛筋などが存在しています。

頭髪の量

日本人の場合、頭髪の量は約10万本といわれています。

抜け毛

同じく日本人の場合、一日に抜ける毛は約50〜100本です。季節変動もあり、多い時期(春や秋など)には最大400本程度抜けることもあります。

ヘアサイクル

他の部分<薄毛のメカニズム>などでも解説していますが、髪は【成長期】2〜6年、【退行期】2〜3週間 【休止期】3〜4ヶ月、というサイクルを繰り返しています。このサイクルが各髪ごとにマチマチなため、全体としては一定の毛髪量を保っているわけなのです。

髪の伸びる速度

大まかに言うと一ヶ月約1cm。したがって1年では約12cm程度伸びます。1日に直すと0.3mm、一週間では2mm程度、てことになります。

どの程度薄くなって困っただとか、これからどう増やしていくかだとか、人それぞれですが、増やすべき対象を把握しておいて損はなし。

髪の大体の成り立ち、知っておけば薄毛の解消、育毛にも役立つと思います。さらっとではありますが、説明してみました。

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